当院は、敷地内全面禁酒・禁煙ですので厳守してください。
理念・院長のあいさつ
理念
私どもが独自の存在として認知され、評価して頂くためには、基本的な価値持つ必要があり、この事を理念と意味付けました。理念を明確にし、全ての職員が常に認識し続けております。
人を愛し、病を究める
私たちは、すべての患者さまとご家族のために、常に一歩先行く医療を探究し、優しさを持って最善を尽くす医療を実践することにより、地域から信頼される病院を目指します。
●職員の行動規範10ヵ条
私たちは
- 医療安全を確立し、安心と信頼を獲得します
- 命の尊厳を深く理解し、患者さまの権利を尊重します
- 優しさを持ち、気づきの医療を実践します
- 人間性豊かな医療人となるよう、常に自己研鑽します
- 新しきことへ挑戦し、質の高い医療を創造します
- 医療人としての誇りを持ち、如何なる時も最善を尽くします
- 医療情報の共有と活用を促進し、得られた情報は厳格に管理します
- 地域社会に支えられていることを認識し、医療連携を推進します
- 相互に敬意を払い、連携を密にして組織的に行動します
- 未来への発展のために、健全経営を目指して努力します
院長あいさつ
大原医療センター 院長
石橋 敏幸
新型コロナウイルス感染症第1波の令和2年4月1日に大原医療センター院長に就任しコロナ感染症とともに3年半が経とうとしています。この3年間、多くの皆様からのご理解とご支援を賜りながら総合回復期病院として皆様に恩返しできるまでに育んでいただきましたことに心から感謝申し上げます。何よりも地域の皆様とのかけがえのない絆を結ばせていただきましたことに感謝の念でいっぱいであります。重ねて御礼申し上げます。
団塊の世代が後期高齢者となる2025年は、目の前に迫っています。国はコロナ感染前に2025年後の超高齢化社会を見据え、病院の機能分化を推進していましたが、コロナ感染により病院の機能分化による医療と介護の展開が差し迫っていることを我々医療関係者は痛感しました。
幸いにも大原記念財団は時代を先取りし、急性期医療を担う大原綜合病院と回復期医療を担う大原医療センターの両輪体制を2018年に導入しました。2020年の院長就任から急性期病院からの入院を受け入れる回復期リハビリテーション病棟を2病棟体制に整え、地域の医療機関と各種介護施設からの患者を受け入れる地域包括ケア病棟の亜急性期医療の機能を高めてきました。
当初、大原綜合病院の急性期医療と当センターの回復期医療の両輪を軸に地域医療への貢献を目的にしていましたが、コロナ感染症により高齢者の心疾患、肺炎、尿路感染症、骨折等の患者を直接地域包括ケア病棟で引き受ける亜急性期医療の展開が急速に進みました。また、回復期リハビリテーション病棟では大原綜合病院のみならず他の急性期二次病院や三次医療機関の福島医科大学附属病院からの入院依頼が急増し、当センターは福島市・県北地区の救急医療体制の維持に貢献できるようになってきています。地域包括ケアシステムにおける当センターの機能がコロナ感染症により高められたという結果に繋がっています。
地域包括ケアシステムにおける今後の課題のひとつは、在宅医療との連携強化です。在宅医療を担っている施設と当センターとの連携システムをさらに強化し、安心して在宅医療が展開できる環境整備を目指していきたいと思います。
更なる課題は、日々増えつつある高齢者の認知症をターゲットとした心身医療領域と回復期病院との連携により “心と体”のケアに応えていく医療の展開です。2年後の2025年に大原医療センターと心身医療機関である清水病院が統合されることになり、大原医療センターは今後の地域包括ケアシステムのなかで益々重要な役割を担っていくことになります。
“人を愛し、病を究める”大原記念財団の理念を体現するため、“ベッドは地域のものである”との信念をモットーに、全職員がワンチームとなり地域の皆様との絆をさらに大切にしながら誠心誠意取り組んで参る所存です。